カーボンニュートラルとZEB – ネットワーク・コーポレーション
Carbon Neutral and ZEB

カーボンニュートラルとZEB

持続可能な社会の実現に向けて、近年カーボンニュートラルとZEB(ゼロ・エネルギー・ビルディング)のニーズが高まっています。
このページでは、カーボンニュートラルとZEBの概念とその関係、NWCでの取り組みについてご紹介します。

カーボンニュートラルとは

カーボンニュートラルとは、二酸化炭素など温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させ、その排出量を「実質ゼロ」に抑える、という考え方です。
ビル監視システムにおいて重要な概念であり、ビルの運用やエネルギー利用によって発生する炭素排出を最小限に抑え、その残りを再生可能エネルギーや排出の削減措置によって相殺することを指します。

メリット

ビル監視システムを通じたカーボンニュートラルの実現は、オーナーにとって環境、経済的な面で多くの利点をもたらします。

ゼロカーボン・カーボンオフセットとの違い

ゼロカーボンは、活動や製品のプロセス全体においてCO2排出を全くしないことを目指す概念です。
カーボンニュートラルがCO2排出量を相殺するのに対し、ゼロカーボンはそもそもCO2を排出しないことに重点を置きます。
例えば、再生可能エネルギーのみを使用し、化石燃料を一切使わないことがゼロカーボンの一例です。

またカーボンオフセットは、自らの活動で排出されたCO2を、他の場所で行われるCO2削減活動や吸収活動に投資することで相殺する方法です。
カーボンニュートラルを達成するための一つの手段として利用されます。
具体的には、植林プロジェクトや再生可能エネルギープロジェクトに資金を提供し、その効果で自らの排出量を埋め合わせるといったような例が挙げられます。

ZEBとは

ZEBは、建物自体が年間で必要なエネルギーを再生可能なエネルギー源から供給し、残りを省エネや効果的なエネルギー管理によって相殺することで、年間でのネットエネルギー消費がゼロに近づくことを目指します。
これは建物のエネルギーバランスに焦点を当てたアプローチです。

ZEBの種類

ゼロエネルギーの達成状況に応じて、ZEBのランクが定義されています。

参考:環境省 ZEBPORTAL

カーボンニュートラルとZEBの関係

カーボンニュートラルは、あらゆる活動から排出される全体の炭素を削減・相殺することを目指す広範な概念です。
ZEBは、主に建築環境に焦点を当て、建物自体がエネルギーをゼロに近づけることを目指しています。
どちらも再生可能エネルギーの活用や省エネの推進など、持続可能な実践に重点を置いています。
総じて、カーボンニュートラルは広範で包括的な概念であり、ZEBはその中で建築環境に特化していると考えることができます。
ビルがZEBに適合することは、その一環としてカーボンニュートラルを実現する一助となります。

NWCの取り組み

まずはエネルギーの「見える化」へ

iNBISでは、エネルギーの消費状況を可視化することによって新たな課題の発見・解決をサポートします。
機器の運転をスケジュール化する・人感センサーで無駄な電力をカットするなどのアプローチでビルのZEB化を無理なく目指しましょう。